kkawasee’s diary

駆け出しFDer兼ヘーゲル研究者、川瀬和也のブログです。https://researchmap.jp/kkawasee/

初回授業とアイスブレイク

私が勤務する宮崎公立大学では、来週月曜から新学期の授業が始まります。多くの教員の新学期は、この初回授業の準備とともに始まります。 この初回の授業の計画にあたって、何から手を付ければよいのでしょうか。もちろん書籍などを当たればよりきちんとした…

『インタラクティブ・ティーチング』の思い出(と、宣伝)

書籍『インタラクティブ・ティーチング:アクティブ・ラーニングを促す授業づくり』が、去る2月に河合出版より発売されました。私は第3章「学習の科学」を執筆しました。 インタラクティブ・ティーチング―アクティブ・ラーニングを促す授業づくり 作者: 栗…

徳島大学を(5ヶ月前に)退職しました

既に5ヶ月が経過してしまいましたが、昨年度いっぱいで、約1年半にわたってお世話になった徳島大学を退職し、4月から宮崎公立大学に助教として赴任いたしました。 わざわざ「退職しました」というタイトルにしたのは、よくIT系の方が書いている「退職エン…

哲学史研究とイノベーション

来週、10月22日(木)から、徳島大学教養教育院(仮)設置準備室・講師の北岡和義先生が中心となった、「徳島大学イノベーションチャレンジ」(TIC)という教育プログラムがスタートします(TICのFacebookページはこちら。)。これに先立ち、15日(木)は、…

ヘーゲル研究文献レビュー:Paul Redding, "Hegel and Peircean Abduction"

基本情報 著者:Paul Redding タイトル:Hegel and Peircean Abduction 発表年:2003 媒体:European Journal of Philosophy 11:3, pp.295-313 要約 S. パースの「アブダクション」から説き起こし、カントからヘーゲルへと展開された判断と推論についての議…

FD関連文献レビュー:Joel Michael (2007), Faculty Perceptions About Bariiers to Active Learning

基本情報 著者:Joel Michael 発表年:2007 タイトル:Faculty Perceptions About Bariiers to Active Learning 媒体:College Teaching, 55:2, 42-47, DOI: 10.3200/CTCH.55.2.42-47 要約 自身のワークショップで収集した質問票のデータをもとに、アクティ…

アクティブ・ラーニングの目的とは

私が所属する徳島大学は、大学教育再生加速プログラムのテーマI「アクティブ・ラーニング」の採択を受け、アクティブ・ラーニングの普及に取り組んでいます。こうした背景もあり、職務を行う中で、先生方にアクティブ・ラーニングをおすすめする、という機会…

4月の活動記録

文章を書くスイッチが入ったので、続いて4月についても更新します。4月は3月と逆に、研究に軸足をおいた月になりました。業務の方は、就職して初めての新年度なので、なんとなくふるまい方を探りながらの月になりました。 研究に軸足を置いた、と書きまし…

3月(!)の活動記録

本当に今更ですが、先生方や学生たちに「振り返りが重要だよ」と強調する機会が多かったので、自分も振り返らなければと思い、3月の活動記録を書いておきます。 3月はFD活動に軸足を置いた月でした。 私が所属する徳島大学では、「大学再生加速プログラム」…

ファカルティ・ディベロップメントの概念

私の職場は、いわゆるFDセンターである。「FD」とは、faculty developmentの略である。文部科学省によるややこしい定義もあるが、さしあたり、「教育」を切り口に大学をよくしていく活動、として理解しておけばよいだろう。さて、奇妙なことに、この語には、…